ets-reversalのブログ

ets手術を受けたあとリバーサル手術を受けてます。汗や体調についての記録。

片側ETSの苦悩

片側ETSの苦悩


先日、まるとんさんから連絡をいただき、私と同じ片側ETSの方の相談に乗ってほしいと言われました。
その方の詳細は省きますが、翌日にLINEで30分ほどお話させていただきました。その方も片側ETSの状態でかなり後遺症に苦しまれているようでした。
本当に個人差がある手術で後遺症も様々なのでどこまで参考になるかわからないまま、対処療法や私のリバーサルの結果などをお話ししました。
かなり色々調べられているようだったので、あまりお伝えできる事も少なかったですが、片側ETS独自の悩みを聞いたときにすごく共感してしまいました。
片側ETSでは、左と右で左右差が出ます。それは下半身より上半身に強く出ており、顔は顕著に出ます。初めのころも違和感はありましたが、年々強く出るようになり、リバーサル手術して10年経過した今でも違和感は残っています。むしろ汗の量については回復傾向は続いており、体の汗については今でも生活に困るかといえば、そうではありません。問題は顔や腕から出る半分だけの後遺症なんです。
いつか慣れるだろうと思いながら過ごし、ETSの時からみれば20年弱経過しているのに、一番の悩みは変わらなかったです。

 

具体的な重篤な困りごと

・左顔面多汗症

左側の顔の多汗症です。頭、おでこ、頬、鼻下、首まで玉汗が吹き出し流れ落ちます。

これは暑さだけでなく、緊張や集中でも出ます。それもかなり早くに出るので、特に暑くない、焦ってもいない状態でも、ちょっと集中すると汗が出るのを感じ(擬蟻感?)、集中力がそがれてしまいます。顔は常にむき出しなので、タオルなどで拭くにも限度があり、対処が難しいです。また対人関係や社交性、社会性、行動力を損なう一番の原因になっています。

 

・左腕全般

左腕は主に暑さで発汗します。肩口、二の腕、前腕、手の甲、指まで玉汗が吹き出します。掌については暑さではあまり出ません。

左腕が汗をかき始めても、右腕はほぼ無汗です。その為左右の違和感がひどいです。また冷房などで汗が冷えると、左側だけ震えるほど寒くなりますが、左右で感覚の違いがあるため、暑いのか寒いのかわからない状態になりとても体調を崩します。背中やお腹は服装でカバーできますが、夏場は半袖が多く、腕はむき出しになっている事が多く、対処が難しいです。長袖を着るのは、単純に暑く余計に体調を崩してしまいます。

 


様々な後遺症を整理し考えましたが、強いてあげるETSの後遺症として、上記2点に絞りました。リバーサル手術から10年という年月を経過し、ようやく次のステップを考えています。人生100年時代なんて言われていますが、まだまだ先は長そうな人生でこのまま悩みを抱えながらは進みたくないと思いました。ただその前に色々な方とお話してみたいです。ETSの時のような軽はずみな行為ではなく、しっかり納得した上での行動を起こしていきたいと考える今日のこの頃です。